サムカラーの原点のひとつ。それがポラロイド写真です。
1948年に初号機が発売され1972年に「非剥離法拡散転写法天然色写真法カメラ」SX-70が登場
いわゆる「インスタントカメラ」です
2008年に工場が閉鎖されフィルムが入手できなくなるまでこのSX-70を使っていました
ポートレート写真作家になる前は実家の自動車屋を経営しながらデザイナーもしていて
紙媒体とWEBデザインと両方を制作していました。
で、ホームページに使うイメージ写真も自分で作りたくなりアートとしての写真を始めまして
それで選んだのがロモ（LomographyのLC-A）と、このポラロイドカメラでした
2008年ポラロイド社が工場を閉鎖する前に、使っていたSX-70を改造
本体はSX-70でありながら中身のユニットを最新の600フィルム仕様のもので
それで撮ると色褪せたような、なんともノスタルジックな色になるわけですよ。
写真を見てもらえばわかると思いますが、これがサムカラーの原点のひとつなんです
この中にポラロイド風のが2枚混じっていますけどもｗ
はい。ポートレートの2枚がそうですね。笑
今はもうこの色を出してくれるオリジナルのフィルムが存在しないので
それでデジタルで撮った写真をポラロイド風に現像してこうして再現しています。
サムカラーには3種類あります。
ひとつがこのポラロイド風。もうひとつはロモで撮ってた頃の「クロスプロセス」風。
もうひとつはコダックフィルムで撮ってた頃のネガフィルム調
余談ですが「サムカラー」と命名したのは実は私ではなく
その頃毎週のように入り浸ってた兵庫の西宮甲東園にあった「FRAME」という写真屋さんで
ここの店長さんがほんとすごい人で
それぞれその人に合った色合いで現像プリントしてしまうというね。
お客さんの感情？例えば注文時の指示が「どこか切なげな感じの色で」とか
いつの間にかみんなエスカレートして毎回めちゃユニークな指示で店長を悩ませてました。笑
わたしの注文時の指示は簡単で「シアンを下げてイエロー強めで」
で、その店長さんが放った言葉が「はい！サムカラーですね！」
その「サムカラー」いただきます！！ってなりました。笑
ポラロイドに話しは戻り
今でも押し入れの中には大量のポラロイド写真が眠っていて
それらを2月の個展でお披露目しようかと思っています。
どうぞお楽しみに！
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
